【シートで実践 ゼロから取り組む人事考課】第1回 必要性と目的を周知する 同じ枠組みで全員を 要素・項目へ期待込める/金津 健治
2015.01.12
【労働新聞】
社長の一存が離職導く
(1)人事考課の必要性が問われる出来事
A社は、従業員規模が100人に届かない運輸サービス業者で、主にチルド品の配送を手がけている。この10年、コンビニエンスストアの成長とともに、売上げを順調に伸ばしてきた。得意先からの評判も良い。しかし、なぜかドライバーも内勤職員も定着率が低かった。
改善を図るため、外部機関に委託して診断をしてもらうと、すぐに原因が判明した。A社には人事考課制度がなく、賞与額、昇給額が社長個人の一存で決まっていたのである。…
筆者:産業能率大学経営管理研究所マネジメント研究センター 主席研究員 金津 健治
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平成27年1月12日第3000号13面 掲載