【ぶれい考】外国人材活躍へ定着支援を/大下 英和

2024.08.29 【労働新聞】
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 わが国の外国人労働者受入れ政策は大きな転換点を迎えている。今年6月、技能移転による国際貢献を目的とし、40万人を超える外国人材を受け入れている「技能実習制度」を抜本的に見直し、人材の育成・確保を目的とする「育成就労制度」の創設などを定めた出入国管理法等の改正案が成立した。今後3年以内の施行に向け、具体的な制度内容の検討が行われる見通しである。

 当所が全国の中小企業を対象に行った調査では、外国人材の受入れを「拡大すべき」との回答が半数を超え(53.4%)、「人手不足の業種・地域に限って拡大すべき」(14.4%)を合わせると約7割となるなど、外国人材への期待は高い。人権保護を大前提に、「より広く(業種・職種)、より多く(人数)、より長く(就労期間)」受け入れられる制度の整備とともに、企業においても、…

筆者:日本商工会議所 産業政策第二部 部長 大下 英和

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令和6年9月2日第3463号5面 掲載
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