【人的資本経営期のHR用語集】第95回 OJT(後編) 指導時間は予定化 阻害要因に多忙など/木谷 宏
2024.08.29
【労働新聞】
目標管理とは連動せず
職場でOJTを阻害する要因は5つある。①OJTの曖昧な位置付け、②長時間労働による余裕不足、③残業制限による時間不足、④組織風土の不全、⑤ノウハウと経験不足である。
OJTの活性化は人事施策への有機的な組み込みから始まる。新人や後輩・部下の指導はどの職場でも行われているが、職務規程には定められず目標管理制度とも連動していないケースが大半である。職場全体で話合いを行い、(1)各自の期待役割と成果、(2)伸ばすべき能力と目標レベル、(3)そのための具体的な方法、(4)期限とスケジュール、(5)指導担当者と支援体制などを明確にし、…
筆者:県立広島大学大学院 経営管理研究科 教授 木谷 宏
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令和6年9月2日第3463号12面 掲載