【シートで実践 ゼロから取り組む人事考課】第8回 目標設定力を高める① 〝望ましい条件〟示す 一般社員の疑問解消へ/金津 健治
2015.03.02
【労働新聞】
努力引き出すレベルに
(1)担当者が分かるように「自社の条件」を示す
企業が社員に配布する「目標管理の手引き」を読み込んでいくと、「社員に期待される、望ましい目標の条件」を記しているのが分かる。だが、ストレートに「わが社の目標の条件」という表題を設け、解説しているケースはほとんどない。
そのため、担当者レベルの一般社員にとっては、「具体的にどのような目標であれば良いか、あるいはダメなのか」が分からず、目標設定で悩むことになってしまう。例えば、「毎年、同様の目標を設定しているが、良いのだろうか」、「目標はすべて数値化しないといけないのか」などの疑問を抱き続けている社員は、意外に少なくないはずである。
(2)主な条件を押さえる
ちなみに、目標を設定する際の条件として掲げることができる要素は、10種類を超える。今回は主要な8つの条件について理解してもらい、一般社員へ分かりやすく「自社の条件」を示せるようになっていただこうと思う(別表)。…
筆者:産業能率大学経営管理研究所マネジメント研究センター 主席研究員 金津 健治
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平成27年3月2日第3007号13面 掲載