【ジョブ型人事のリアル 欧米諸国の実態は】第10回 ジョブ別に市場参照 報酬決定の主流が変化/須田 敏子
2024.09.05
【労働新聞】
大企業では複数のデータを活用
本連載の第5~6回で、「職務評価付き伝統的マーケットペイ活用」の具体的方法を紹介した。英米などアングロサクソン諸国を中心に先進西洋諸国では、ここ20~30年の間に、マーケットペイ活用方法には大きな変化が起こっている。
米国の報酬決定方法をみると、「マーケットプライシング型マーケットペイ活用」がすべての職種・階層で70%前後を占めており、主要な報酬決定方法であることが分かる。以前は主流だった「職務評価付き伝統的マーケットペイ活用」は、2割程度に留まる。マーケットプライシングは、個別のジョブに対して直接、…
筆者:青山学院大学 国際マネジメント研究科 教授 須田 敏子
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令和6年9月9日第3464号13面 掲載