【これで解決!シゴトとココロの問題】第42回 被災地の復旧でストレス ★労働新聞社Webサイトで配信中★
2024.09.10
【安全スタッフ】
日々の業務に忙しく、管理的立場にいても、心の健康問題に目を向ける余裕がなくなりがちだ。弊社ではWebサイトで「これで解決!シゴトとココロの問題」という番組を配信し、よりシンプルな語り口で具体的なノウハウを示している。今回のテーマは「被災地の復旧でストレス」。法政大学の廣川進教授(臨床心理士、公認心理師)は、事前に被災地でどんな心境変化が起こりやすいかを教える必要があると指摘。帰ってきた後は、現地での苦労や辛さなどを分かち合う機会を設けることが重要とした。
どんな準備が必要か
当社は建設会社です。これから地震の被災地で復旧復興工事に当たるのですが、場合によっては作業員が長時間労働になるおそれが高く、また普段とは異なる環境で作業しなければならないこともあり、心身ともにストレスがかかることが予想されます。なるだけ事前の準備をできればと思っておりますが、どのような点に注意し、何を実施したら良いのでしょうか…。 |
伊藤 さゆり(以下、伊藤) さあ、廣川先生。こちらの事例はいかがでしょうか。
廣川 進(以下、廣川) 今年1月に発生した能登半島地震でも、復興にはまだ相当かかると思いますけど、今回の事例で扱うようなジャンルを災害メンタルヘルスと呼んでいます。地震や台風、水害、事件・事故も含めて、災害が起きた時の人々のメンタルヘルスケアのことです。
まず絶対NGなことは、…
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
この連載を見る:
2024年9月15日第2458号 掲載