【送検事例】窓の清掃で墜落防止措置怠る
2024.09.10
【安全スタッフ】
福岡中央労働基準監督署は、墜落による危険防止措置を講じていなかったとして、ビル清掃の会社と同社職長を安衛法違反の疑いで福岡地検に書類送検した。建築工事現場で作業員に建物3階の窓の清掃作業を行わせていたところ、地上約7mの高さから墜落し死亡したもの。安衛法では囲い、手すりなどを設けることが規定されているが、このような墜落防止措置が講じられていなかった。(R6・7・19)
事件の概要
事故は令和5年12月27日、福岡県糸島市の3階建て建物の建築工事現場で発生。作業員が高さ約7mの庇の上で、窓の清掃作業を行っていた際に、地上に墜落して死亡するという労働災害が起きた。
安衛法では、墜落により労働者に危険を及ぼすおそれのある箇所には、…
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2024年9月15日第2458号 掲載