【労使トラブルを防ぐ諸規程整備のススメ】第11回 リスキリング支援規程 資格へ「優先順位」を 奨励金額の差で意識させ/伊藤 泰人
2024.09.12
【労働新聞】
研修の受講費用を負担
従業員の自主的な学び直しを支援し、スキルの向上を促進するためには、「リスキリング支援規程」の整備が必要となる。リスキリングは、新たな技能の取得につながるだけでなく、意欲がある従業員のモチベーションアップに効果があり、離職率の低下が期待できる。費用はそれなりに掛かるが、長期的な視点から考えると、売上げアップにも波及し、企業にとってのメリットは大きい。
規程の整備に当たっては、以下の5つのポイントが重要となる。
① 資格や研修の選定
支援対象とする資格や研修の基準を明確に定める。これにより、…
筆者:社会保険労務士法人アンブレラ 代表社員 伊藤 泰人
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令和6年9月16日第3465号10面 掲載