【ピックアップ調査資料】令和6年版厚生労働白書(厚労省)
2024.09.12
【労働新聞】
「仕事に不安」は8割に
労働者のメンタルヘルスや就業環境について、状況をまとめた。仕事や職業生活において、強い不安やストレスを感じている労働者の割合は、令和4年は82.2%だった。
ストレスの内容を年代別に分析した。20歳未満~40歳代までは、「仕事の失敗、責任発生等」が最も高く、次いで「仕事の量」が続く。60歳以上では、高い順に「仕事の質」、「対人関係(セクハラ・パワハラを含む)」となった。ストレスを感じている労働者は非常に多いが、要因や背景は年代などにより多様であると分析している。
企業が取り扱ったハラスメントの相談のうち、「実際にハラスメントに該当する」と判断した行為は、「顧客等からの著しい迷惑行為」が86.8%で最も高い。過去3年間で件数が増加していると答えた企業の割合も、「パワハラ」など他の項目に比べて最も高くなっている。
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令和6年9月16日第3465号4面 掲載