【人的資本経営期のHR用語集】第97回 Off-JT(後編) 目標管理と連動を 自己啓発も絡めて/木谷 宏
2024.09.12
【労働新聞】
体験学習には2つの型
Off-JTを研修で行う場合には、座学によって知識を提供する「講義法」が最も一般的なスタイルである。正解のある知識あるいは客観的な情報を一方向的に転移する方法と言える。問題解決に適した研修技法である「討議法」は、多数の参加者が1つのテーマに関して議論を交わすものである。「事例研究」はケーススタディー(あるいはケースメソッド)とも呼ばれ、受講者は自らが当事者となって事例の分析や判断を行い、意思決定の訓練を行う。
有名な問題解決技法には「KJ法」がある。データをまとめるために考案された方法だが、共同での作業にも用いられ、創造的な問題解決を行う訓練として効果がある。「ブレーンストーミング法」は参加者が自由にアイデアを出し合い、…
筆者:県立広島大学大学院 経営管理研究科 教授 木谷 宏
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令和6年9月16日第3465号12面 掲載