【職場でそのまま使えるチェックリスト―抜け漏れ防ぐ基本モデル―】第33回 プレス機 5台以上で作業主任者選任
2024.09.26
【安全スタッフ】
プレス機械は、主に金属板の曲げ、絞り、せん断、打抜きなどの成形加工を行います。大きな製品や複雑な形状の製品、生産量の少ない物に多く使われる単発工程用では、金型をプレス機械に取り付けるとき自動送り加工に比べ危険度が増します。
単発加工は、作業者がプレス金型内に材料を入れ、機械操作して加工を行い、加工された製品を金型から取り出しする一連の作業を行うプレス加工の基本作業形態で、災害防止をするためには金型内への材料の出し入れでは手工具などを使って、手などの身体の一部が機械または金型の危険領域に入らないようにし、併せて光線式安全装置などを設置するようにします。手や上肢が作動中のプレスの金型に挟まれて、死亡や重篤な障害が残る災害になることがありますので、プレス機械を新たに導入する場合は、安全プレスとして型式検定を合格したものにします。
プレス機械を5台以上有する事業場では、プレス機械作業主任者(技能講習修了者)が機体・安全装置を点検し、…
執筆:中山社会保険労務士事務所 中山 貞男
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2024年10月1日第2459号 掲載