【送検事例】鍛造プレスの挟まれ防止怠る

2024.09.26 【安全スタッフ】
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 茨城・常総労働基準監督署は、鍛造プレスによる挟まれ事故を防止するための措置を講じていなかったとして、自動車部品製造業の会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで水戸地検下妻支部に書類送検した。自動車部品の成形作業を行っていた労働者が、鍛造プレスに挟まれるという労働災害が起きたもの。労働者は右腕切断、左指切断という重傷を負った。(R6・8・28)

事件の概要

 事故は令和5年2月6日、茨城県坂東市にある自動車部品製造業の会社の工場で発生した。鍛造プレスを使って労働者が、原材料を自動車部品の形に成形する作業を行っていたところ、両腕を挟まれた。労働者は右腕切断、左指切断という重傷を負ったもの。

 鍛造プレスは、上下に付いている金型で、加熱された材料をプレスすることによって…

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2024年10月1日第2459号 掲載
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