【シートで実践 ゼロから取り組む人事考課】第20回 自己評価との向合い方 裏付け求め自覚促す 過剰評価は対話の材料に/金津 健治
2015.06.01
【労働新聞】
被考課者にも研修を
(1)ないと不安、あれば不満の種に
人事考課とは本来、考課者が自社の人事考課基準に則り、被考課者の職務行動事実に基づいて考課することをいう。被考課者は考課をしない。
ところがいつの頃からか、被考課者が考課に参加する仕組み「自己評価」が採り入れられた。この仕組みが導入された背景には、「被考課者に自己PRの機会を与え、評価の納得性を高める」、「考課者が把握できない事実を押さえる場を設けないと、評価の公正化が図れない。不安である」といった事情がある。
とはいえ、どんな仕組みにも効用と弊害が並存している。…
筆者:産業能率大学経営管理研究所マネジメント研究センター 主席研究員 金津 健治
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平成27年6月1日第3019号13面 掲載