【職場でそのまま使えるチェックリスト―抜け漏れ防ぐ基本モデル―】第35回 普通旋盤 切りくずは適時に掃除
2024.10.29
【安全スタッフ】
普通旋盤の基本的な構造は、主軸台・芯押し台・往復台、送り装置、ベッドの各部品からできています。旋盤加工は旋削加工の代表的なもので、主軸台のチャックで材料を固定し回転させ、往復台の上にセットしたバイト(金属加工に使用される工具)を押し当てて削ります。普通旋盤の大きさは、加工材料の長さに対応したベッドを持つ数種類のものがあります。
補助工具を組み合わせたりすることで、さまざまな加工が行えますが、手作業で微調整が求められる加工は熟練の作業者の技量に頼ることがあります。旋盤加工の多くは、試作品、オーダーメード部品、一点ずつの部品修理など少量生産や、自動旋盤取り付けの前加工に用いられます。
長尺物を加工するときは、振れ止めをし、切れ味の悪くなったバイトは無理に使用しないで早い時期に取り替えます。長く帯状に連なってでる鉄などの切りくずは、…
執筆:中山社会保険労務士事務所 中山 貞男
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2024年11月1日第2461号 掲載