【安全衛生眺めてみれば】第22回 難聴リスクの回避を図る
2024.11.12
【安全スタッフ】
私は37歳のときに突発性難聴で右耳が聞こえなくなりました。幸いにも、この時は投薬で回復しましたが55歳の時に再発し、このときは回復しませんでした。私の場合は私病ですが、職場の騒音による難聴は決して発生させてはなりません。しかも、騒音性難聴の場合は、私のような片耳だけでなく、両方の耳が難聴になるのが多いようです。片耳だけでも相当な苦痛なのに、これが両耳なのです。その苦痛は、察するに余りあります。
厚生労働省のガイドラインでは90デシベル以上は第3管理区分、85デシベル以上は第2管理区分として、騒音低減の強い勧奨を行っています。もちろん、85デシベル未満だと安心していいか、というと…
執筆:一般社団法人 労務安全監査センター 代表理事 東内 一明
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2024年10月15日第2460号 掲載