【送検事例】引火の危険ある場所で火気使用

2024.11.12 【安全スタッフ】
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 東京・池袋労働基準監督署は、火災のおそれがある場所でアーク溶接機などを使用させたとして土木工事業の会社と同社職長を安衛法違反容疑で、東京地検に書類送検した。工事現場の立て坑内で、作業箇所の下方にあったフレコンバッグに引火する可能性があったのにもかかわらず、アーク溶接機およびガス溶断機を使用させたもの。その結果、フレコンバッグに引火し火災が起きている。(R6・9・30)

事件の概要

 事故は令和5年7月29日、東京都豊島区内にある水道管の整備工事現場の立て坑内で発生。労働者が溶接作業を行っていたところ、火花が約10m下方の可燃性資材の入ったフレコンバッグに引火し、火災が発生した。

 安衛法では、多量の易燃性の物または危険物が存在して爆発・火災が生ずるおそれのある場所においては、…

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2024年11月15日第2462号 掲載
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