【ポジティブに考える!改正育介法対応】第6回 意思疎通と情報共有 「将来の予定」伝え合う 予測可能性高め離職防ぐ/佐藤 有美
2024.11.07
【労働新聞】
家庭の事情は人によりさまざま
仕事と家庭の両立を考えるに当たって、個々の家庭の事情が異なるという視点は欠かせない。労働者ごとに異なるだけではなく、1人の労働者においても、期間の経過によって状況は次々と変化する。パートナーの事情、周囲のサポート状況や、ひとり親家庭であったり、子に障害がある場合、医療的ケアを必要とするケースなど、状況は多様である。
さまざまな事情で、自身やパートナーの妊娠・出産、子の育児、家族の介護に、人手が要る――と労働者は悩む。今の働き方では、妊娠・出産、育児や介護を続けていけない。あるいは、短時間勤務やテレワークの利用可能期間が終わったら、パートナーが仕事を辞めなければならないかもしれない。「この会社でのキャリア形成を考えてきたけれど、いっそ自分が…
筆者:西脇法律事務所 弁護士 佐藤 有美
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令和6年11月11日第3472号13面 掲載