【組織の内部成長を促す目標設定】第8回 人は目標をどう決めるか 最も強い欲求を投影 全力発揮するためには/菊谷 寛之
2015.08.24
【労働新聞】
動機の本質は欲求に
前にも書いたが、人が行動するには、必ず「動機」と「目的」がある。動機の本質は「食べたい」とか「仲良くなりたい」「もっと知りたい」というような、その人の「欲求」である。
人は生理的欲求、社会的欲求、成長の欲求など、意識・無意識の様ざまな欲求を抱えているが、そのとき最も強い欲求に動機付けられて行動する。
その欲求を充足させることが行動の目的となり、欲求の具体的な対象を「目標」に定める。目標を実現する方法・手段を講じ(目標志向行動)、欲求そのものを充足させる(目標行動)。
お腹が空いたのであれば、食欲を満たすために、何か食事をすることが目標になる。外食をしたり、自分で食事を支度したりして、空腹を満たす。…
筆者:㈱プライムコンサルタント 代表 菊谷 寛之
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平成27年8月24日第3030号13面 掲載