【これで解決!シゴトとココロの問題】第44回 同性からセクハラ 会社の対応は? ★労働新聞社Webサイトで配信中★
2024.11.12
【安全スタッフ】
日々の業務に忙しく、管理的立場にいても、心の健康問題に目を向ける余裕がなくなりがちだ。弊社ではWebサイトで「これで解決! シゴトとココロの問題」という番組を配信し、よりシンプルな語り口で具体的なノウハウを示している。今回のテーマは「同性からセクハラ 会社の対応は?」。法政大学の廣川進教授(臨床心理士、公認心理師)は、被害者とともに加害者の言い分も聞き、実態把握に努める必要があると指摘。社内に調査委員会を立ち上げ、公平な判断や処分を進めることが重要とした。
被害者が続々と…
当社は化粧品・スキンケアの会社です。半年前、30代の女性社員が退職したのですが、その後ウェブのニュースに社名は伏せてますが業界人なら当社だと分かる記事が掲載されました。「40代の女性の上司から身体を触られるなどのセクハラで精神障害になったが、会社が認めない」という内容です。寝耳に水でしたが、聞き取りを始めると社内に被害者が次々と現れました。同性同士のケースも初耳です。どうしたら良いでしょうか…。 |
伊藤 さゆり(以下、伊藤) さあ、廣川先生。こちらの事例はいかがでしょうか。
廣川 進(以下、廣川) セクハラも最近は同性間のものが出てきています。以前だと非常に珍しかったかもしれませんが、今はそうでもなくなってきたと思います 。
まず、企業の動きとして考えられるのは、Aさんが…
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2024年11月15日第2462号 掲載