【ぶれい考】ノーベル平和賞に思う/北野 眞一
2024.11.14
【労働新聞】
10月11日夕刻、奇しくも戦後・被爆80年となる来年の平和運動について同僚や関係者と談義していた最中に、「日本被団協がノーベル平和賞受賞」との報が飛び込んできた。
連合は、1989年の結成以来「平和なくして、労働運動なし」の信念の下、積極的に平和運動を展開している。近年は、戦後三四半世紀が経過し戦争の記憶が風化しつつあるなか、「未来へつなぐ」をキーワードに平和の尊さ、戦争の悲惨さ、そして核兵器廃絶などを訴え、平和運動の重要性を次代に継承する取組みを強化している。その取組みにおいて、「ノーモア・ヒバクシャ」を世界に訴え続けている広島県原爆被害者団体協議会(日本被団協の都道府県組織)と連帯した「語り部」活動がある。
2023年5月のG7広島サミットで…
筆者:連合 副事務局長 北野 眞一
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令和6年11月18日第3473号5面 掲載