【ピックアップ調査資料】フリーランス取引の状況についての実態調査(厚労省・公取委)
2024.11.21
【労働新聞】
2割が「解除予告なし」
調査は、今年5~6月に実施した。フリーランス782人、委託者1090者の回答を集計している。
委託者側の都合による解除の予告状況を調査した。引き続き更新が見込まれ、契約期間が30日間以上である契約を対象としている。解除日の30日前までに予告がなかったと回答したフリーランスの割合は22.3%だった。業種別では、「生活関連サービス業、娯楽業」が40.0%で最も多い。「情報通信業」が29.1%、「教育・学習支援業」が26.7%で続く。
予告しなかったと回答した委託者の割合は7.4%だった。割合が高い順に、「建設業」が19.2%、「農業、林業」が10.0%、「学術研究、専門・技術サービス業」が8.9%となった。
今年11月施行のフリーランス新法では、6カ月以上の業務委託契約を解除したり更新しない場合、30日前までに予告しなければならないと定めている。
この連載を見る:
令和6年11月25日第3474号4面 掲載