【安全衛生眺めてみれば】第24回 二重・三重の安全措置

2024.12.10 【安全スタッフ】
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 ロックアウトという言葉から、私が思い浮かぶのは、労働組合がストライキをしたときに会社側が工場に鍵をかけて組合員が工場に入れないようにする労働争議上の会社側の対抗措置で、もう1つは亭主が悪いことをして、奥さんが怒って玄関に鍵をかけて家に入れないようにするという対抗措置です。

 これにもう1つの意味が最近、付け加えられました。先日、顧問先の工場を見せてもらった際、工場の壁に「ロックアウト・タグアウト」と表示があり、そこに鍵と表示札が並んでいます。聞くと機械の起動装置に鍵をかけ、その旨の表示をするものだというのです。労働安全衛生規則では、機械の修理・清掃などを行う際は、…

執筆:一般社団法人 労務安全監査センター 代表理事 東内 一明

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2024年12月15日第2464号 掲載
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