【組織の内部成長を促す目標設定】第16回 共通目的と貢献意欲 献身上回る満足を 心理面の”能率”問われる/菊谷 寛之
2015.10.26
【労働新聞】
組織成立に3つの条件
経営組織論の教祖であるC・I・バーナードという人は、『経営者の役割』(1938年)という本の中で、組織が成立する条件として①コミュニケーション、②貢献意欲、③共通目的の3要素を挙げた。
組織は単なる人々の集合体ではなく、①相互に意思を伝え合う人々が、②お互いに貢献意欲を持って、③共通目的を達成しようと協働・連携する意識的な活動のシステムである。また組織が存続するには、④組織の有効性と⑤能率が重要になるとも指摘した。
別図は、バーナードの組織の3要素を用いて、前回の説明図を再整理したものである。…
筆者:㈱プライムコンサルタント 代表 菊谷 寛之
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平成27年10月26日第3038号13面 掲載