女性管理職割合に地域差

　従業員2000人以下の中堅企業や、中堅企業への成長をめざす中小企業などを対象に調査した。回答企業674社のうち製造業が６割を占めている。

　女性活躍の状況を尋ねている。全従業員に対する女性の割合が30％以上の企業は、34.3％だった。東京圏（東京、埼玉、千葉、神奈川）では36.1％、東京圏以外では34.1％となり、地域間での大きな差は生じていない。

　全管理職に対する女性の割合が10％以上の企業は、18.3％だった。東京圏では27.9％と約３割に上るが、東京圏以外では17.4％に留まる。「女性が多様な仕事・キャリアを求めて東京圏に流出している」と分析した。

　女性活躍・定着について、「必要性を感じており、取り組んでいる」と回答した企業の割合は47.8％だった。「必要性を感じているが、十分に取り組めていない」も44.8％と、４割強に上っている。

地域経済を牽引する中堅・中小企業における投資動向調査（日商）