【ぶれい考】相互すり合わせの必要性/村上 陽子

2024.12.12 【労働新聞】
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 大学卒業後に就職した出版社では、4年間、月刊誌、PR誌などの編集に携わった。雑誌編集の仕事では、社外の人との連絡・調整が圧倒的に多かった。印刷会社の担当者など企業に所属する方だけでなく、フリーライター、コピーライター、カメラマン、デザイナー、イラストレーター、校正者など、その道のプロであるフリーランスの方と一緒に仕事をした。

 30年前の当時、連絡の手段は電話と対面が中心で、FAXと郵便が補足的な位置付けだった。たとえば取材の打合せも、取材場所、日時、取材対象、目的などを電話や対面で確認した。成果物の納期は、「〇月〇日頃までに」と口頭で合意し、双方が手帳などに記載していた。支払いは、請求書があるケースもあったが、…

筆者:連合 副事務局長 村上 陽子

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令和6年12月16日第3477号5面 掲載
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