【送検事例】安全帯の使用状況で監視怠る
2024.12.26
【安全スタッフ】
福岡東労働基準監督署は作業主任者の職務を行っていなかったとして、鉄骨組立業の会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで、福岡地検に書類送検した。建築現場で作業員が高さ約8mの鉄骨上で、鉄骨組立て作業を行う際、作業主任者が要求性能墜落制止用器具の使用状況を監視する職務を怠っていたもの。作業員は墜落して、頸椎を骨折するなどの重傷を負っている。(R6・10・22)
事件の概要
事故は令和5年6月7日、福岡市東区の6階建て物流施設新築工事現場で起きた。作業員(外国人技能実習生)に鉄骨組立作業を行わせていたところ、6階鉄骨上から約8m下の5階床へ墜落した。頸椎を骨折するなどの重傷を負う労働災害が発生したもの。
安衛法では、事業者が高さ5m以上の建築物の鉄骨組立作業を行う場合、鉄骨の組立て等作業主任者を選任し、その作業主任者に…
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2025年1月1日第2465号 掲載