【企業価値を守る就活ハラスメント防止への道】最終回 DE&Iを採用活動にも 無意識の偏見対策を 「べからず集」作るより/廣川 進
2024.12.19
【労働新聞】
平等ではなく公平
私が座長を務めた「就活ハラスメント検討会」の調査結果(2022年)に基づいて、メンバー兼事務局を務めている木村節子さん(㈱クオレ・シー・キューブ)に11回にわたり連載を執筆いただいた。最終回は、少し視点を広げてみたい。
経済産業省では、ダイバーシティ経営を「多様な人材を活かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し、価値創造につなげている経営」と定義している。同省が指針として作成した「ダイバーシティコンパス」には、「偏見のないコミュニケーション」の項目に、学歴・職歴で判断していないか、国籍・文化の違う人とも等しく接しているか、属性・価値観の違いを理解しようとしているか、とある。こうしたビジョンをめざして全社で取り組んでいれば、…
筆者:就活ハラスメント検討会 座長
法政大学キャリアデザイン学部 教授 廣川 進
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令和6年12月23日第3478号10面 掲載