【「高齢社員のさらなる活躍推進に向けて」(抜粋) 経団連】賃金制度は貢献度基軸 職務・役割の再定義を
2024.12.26
【労働新聞】
経団連の提言「高齢社員のさらなる活躍推進に向けて」の第2章「課題解決に向けた対応」から「2具体的な対応」の(1)~(5)を抜粋する。同提言は日本経済の成長のためには、高齢社員の活躍が必要不可欠と指摘。各社の取組み事例を交えながら、企業が実施すべき施策の方向性を示している。3面には参考として、労働政策審議会労働安全衛生分科会の報告書案から、高齢労働者の労災防止に向けた提言も抜粋した。
(1)職務・役割
① 高齢社員が担う職務の再設定
現在、わが国の企業では、定年を契機に一律的な職務・役割の変更や範囲の縮小等を実施するケースが大半となっている。今後は、現職継続も含めて、高齢社員が有する様々な能力・スキル、知識、技術・技能、意欲を活かすことができる職務や役割を割り当てることで、高齢社員のエンゲージメントの維持・向上、高いパフォーマンスの発揮を図ることが重要である。
職務内容を変更する場合には、そのために必要となる能力やスキルの習得を目的としたセミナー・研修の実施や、能力開発・スキルアップにかかる費用の補助など、…
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令和7年1月6日第3479号2,3面 掲載