【送検事例】傾斜地で重機の誘導者配置せず
2025.01.10
【安全スタッフ】
福岡・行橋労働基準監督署は、ドラグ・ショベルに誘導者を配置していなかったとして、土木工事業の会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで福岡地検に書類送検した。労働者がドラグ・ショベルを用いて約30度の下り傾斜のある川岸を下っていたところ転倒。運転席から投げ出された労働者が、ドラグ・ショベルの下敷きになって死亡した。(R6・11・26)
事件の概要
事故は令和6年2月15日、行橋市内の高潮対策護岸工事現場で発生。土木工事業の会社の労働者がドラグ・ショベルを用いて約30度の下り傾斜のある川岸を下っていた。走行中、ドラグ・ショベルが傾いて左側に転倒。労働者が運転席から投げ出されて、ドラグ・ショベルの下敷きになって死亡する労働災害が発生した。
傾斜地などでは、車両系建設機械の転倒などにより、労働者に危険が生ずる恐れのあるときは、…
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2025年1月15日第2466号 掲載