【安全衛生眺めてみれば】第26回 航空機事故の脱出劇
2025.01.10
【安全スタッフ】
昨年の1月2日、羽田空港で日本航空機が炎上するシーンは、鮮明に記憶に残っています。搭乗していた乗客367人と乗務員12人は無事脱出することができました。しかも乗客には、車椅子の2人と幼児8人が含まれていたのです。記録によると、機体がようやく停止した6分後、8カ所の脱出口のうち5カ所の脱出口は火災のため使用できず、残り3つの脱出口を展開して使用したにもかかわらず、その18分後には全員が脱出し終わり、その直後に全体が激しく炎上したということでありました。
379人が18分間で3カ所から脱出したので、…
執筆:一般社団法人 労務安全監査センター 代表理事 東内 一明
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2025年1月15日第2466号 掲載