【人的資本経営期のHR用語集】第111回 人材アセスメント 知と情の両面評価 管理職適性見極める/木谷 宏
2025.01.09
【労働新聞】
昇進判定の全工程指す
アセスメントとは評価や査定を意味する一般語であるが、人事管理においては個人の能力判定を行う試験などを意味する。「人材アセスメント」は通常の人事考課とは異なり、管理職などに昇進させる際の判断基準に基づき、試験や検査を実施する一連の選考プロセスを指すことが多い。他にも「人事アセスメント」、「昇進(昇格)アセスメント」などと呼ばれるが、官公庁などで行われていたような従来の筆記重視による昇進試験とは様相が異なる。
一般的には、①人事考課、②適性検査、③小論文試験、④研修参加、⑤面接試験などを組み合わせ、比較的長期間にわたって選考を行う全工程を(広義の)人材アセスメントと呼ぶ。ただし、…
筆者:県立広島大学大学院 経営管理研究科 教授 木谷 宏
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令和7年1月13日第3480号12面 掲載