【2025年 厚労省方針】リ・スキリング 施策を改善・強化 構造的賃上げの実現に欠かせず/人材開発統括官 堀井 奈津子
2025.01.08
【労働新聞】
現在、わが国の生産年齢人口が急速に減少する中で、一人ひとりの生産性向上は重要な課題であり、人材開発の必要性がますます高まっていることを、昨年の人材開発統括官就任以来、強く感じております。賃上げを持続的・構造的なものとするため、政府では三位一体の労働市場改革を推進しており、その1つ目にリ・スキリングによる能力向上支援が掲げられております。
リ・スキリングは、わが国の雇用慣行が変わりつつある中で、働く個人にとってのセーフティネットを確保しつつ、構造的賃上げを実現するために不可欠な要素であり、自由に働き方を選択しても不公平にならない職場づくりにつながります。全世代のリ・スキリングを推進するため、関係府省や業界団体の協力を得て、より幅広い方がニーズに合った支援を受けられるよう、施策の改善や強化を行っていくとともに、対象者の利便性を高めて参ります。
本年も引き続き、社会・経済情勢の変化を注視しつつ、行政に寄せられている期待を受け止め、人材開発政策を全力で推進してまいります。
次からは、…
筆者:人材開発統括官 堀井 奈津子
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