【ぶれい考】会社は社員で生き返る/堀内 麻祐子
2025.01.23
【労働新聞】
私は、まもなく100周年を迎えるめっき加工会社の3代目の後継者であり、今年15年目を迎える㈱センショーの創業者でもある。センショーは、1931年に祖父と祖母が創業しためっき加工会社の生まれ変わりということになる。
祖父母が創業した会社は、伯父へと引き継がれ、父も専務として経営にかかわっていた。子どものころからの思い出が詰まった会社を、まさか専務の、しかも娘である私が引き継ぐことになるとは夢にも思っていなかったが、父の他界がきっかけとなり、私が歴史をつないでいくことになった。ちょうど創業80年を迎えた年だった。
この会社には歴史があり、技術力にも定評があったため、業界内で少しは名前を知られる存在だった。しかし、…
筆者:㈱センショー 代表取締役 堀内 麻祐子
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令和7年1月27日第3482号5面 掲載