【人的資本経営期のHR用語集】第113回 ストレスチェック 集団分析こそ重要 職場環境改善に向け/木谷 宏
2025.01.23
【労働新聞】
「仕事に不安」が5割超
仕事に関して強い不安、悩み、ストレスを感じる人は5割を超えるとも言われる。国は心の健康の保持増進を図る「メンタルヘルス指針」を公表し、職場におけるメンタルヘルスケアを促進している。
「ストレス」とは物理学に由来し、ボールを手で押すとへこむように外からの圧力によって物体に歪みが生じた状態を指す。人々の心や体が外部の刺激に適応しようとする動きをストレス反応と言い、一般には精神的に負担となる刺激や状況をストレスと呼ぶ。ストレスの蓄積はメンタルヘルス不全につながることから、厚生労働省は労働者の心理的な負担の程度を把握するための検査(ストレスチェック)と医師による面接指導などを内容とする制度(ストレスチェック)を2015年より開始した。メンタルヘルス不全の未然防止と職場環境の改善を図るため、50人以上の事業場はすべての労働者に対する年1回以上の実施が義務付けられている。…
筆者:県立広島大学大学院 経営管理研究科 教授 木谷 宏
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令和7年1月27日第3482号12面 掲載