【50人未満事業場 安全衛生基本のキ】第3回 14次防 転倒災害に重点置く 雇入れ時教育徹底などで/野口 紀央
2025.01.23
【労働新聞】
第三次産業対策は昭和58年から
今号では、厚生労働省が5年ごとに示す労働災害防止計画について、その歴史を振り返りつつ、第三次産業の小規模事業場にかかる部分に的を絞ってお伝えする。
まず、災防計画設立までの経緯を紹介すると、第2次世界大戦後、戦後復興期を経て労災が増えてきたことから、国は「産業災害防止総合5カ年計画」を閣議決定し、昭和33年から1次防(33~37年)を開始した。以降、5年ごとに労災の発生件数や多発する事故の型などを踏まえ、計画を見直している。
第三次産業に関する記載が初めて盛り込まれたのは、6次防(58~62年)だった。内容は…
筆者:社会保険労務士野口紀央スマートオフィス 代表 野口 紀央
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令和7年1月27日第3482号10面 掲載