【送検事例】つり荷の下に労働者立ち入らせ
2025.01.28
【安全スタッフ】
新潟労働基準監督署は、つり荷の下に労働者を立ち入らせたとして塗装工事業の会社と同社代表取締役を安衛法違反の疑いで、新潟地検に書類送検した。事業場で労働者が天井クレーンを使用して鉄枠を運搬する作業を行っていたところ、つっていた繊維ロープが切れた。このため鉄枠が落下して、近くで作業していた別の労働者が倒れた鉄枠の下敷きになって死亡した。(R7・1・7)
事件の概要
事故は令和6年3月6日、新潟市にある塗装工事業の事業場で発生している。労働者が天井クレーン(定格荷重2.8t)を使用して重さ約1.8tの鉄枠を運搬する作業を行っていたところ、つっていた繊維ロープが切断。鉄枠が落下して近くで作業していた別の労働者が倒れた鉄枠の下敷きになって死亡する労働災害が発生した。
安衛法では、クレーン作業でワイヤロープなどを用いて1カ所に玉掛けをした荷がつり上げられているときは、…
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2025年2月1日第2467号 掲載