【安全衛生眺めてみれば】第28回 「性的な匂い」は御法度
2025.02.12
【安全スタッフ】
江戸時代、「不義密通はお家の御法度」として、職場での性的な関係は厳禁されていたようですが、現代はそうでなく、男女が知り合う場として、大事な場所の一つとされているようです。現に多くの者が職場で知り合い、幸福な家族をつくり上げています。私の友人にも、そのような夫婦である者が何組もおります。
とりわけ問題となるものに、職場の権力関係を背景にした性的な関係があります。お互いが完璧な自由意思での関係であれば、当事者間の問題として職場でトラブルになることは少ないのですが、片方が職場での何らかの権力を保持し、もう一方がその権力に多少とも従わざるを得ない場合は、純粋な心の通い合わせだけでない場合が多いようです。職場で立場の弱いものは、当然のことながらその関係に心の底では不満ながらも、拒否できない場合が多いのです。そのような関係は明白なセクハラとして指弾されるでしょう。場合によっては、…
執筆:一般社団法人 労務安全監査センター 代表理事 東内 一明
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2025年2月15日第2468号 掲載