【これで解決!シゴトとココロの問題】第45回 専門部署設けるもパワハラ止まず ★労働新聞社Webサイトで配信中★

2025.02.12 【安全スタッフ】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

 日々の業務に忙しく、管理的立場にいても、心の健康問題に目を向ける余裕がなくなりがちだ。弊社ではWebサイトで「これで解決! シゴトとココロの問題」という番組を配信し、よりシンプルな語り口で具体的なノウハウを示している。今回のテーマは「専門部署設けるもパワハラ止まず」。法政大学の廣川進教授(臨床心理士、公認心理師)は、企業のトップがパワハラを許さない方針を明確にし、専門の委員会が公平に調査や処分を行うことが重要と指摘。再発防止に向けて加害者へのカウンセリングなども必要としている。

別室で2時間、大声も

 当社は大手金融機関で、数年前にパワハラ対策専門部署をつくり、社内報などで啓蒙活動を進めています。ですが、依然としてパワハラが後を絶ちません。先日も、B支店のC課長が、部下のAさんを別室に呼び出し2時間個人成績について問い質し、机を叩いたり、「人の話聞いてんのか!」と大声を上げるなどしていたことが明らかになりました。部署からは休職者も出ています。どうしたら良いでしょうか…。

伊藤 さゆり(以下、伊藤) さあ、廣川先生。こちらの事例はいかがでしょうか。

廣川 進(以下、廣川) パワハラについては、法律も変わり、定義なども明確になったこともあり、企業の関心は非常に高くなっています。対策の研修に呼ばれていくことも多くなりました。しかしアリバイ作りに終始しがちな企業が多いのも事実です。

伊藤 形だけになってしまっているということでしょうか?

廣川 そうです。今回の事例も専門部署をつくったり、啓発活動をしたりしてますけど、アリバイ作りの感が否めないところがありますね。

伊藤 まだ全然なくなっていないということですね。

廣川 はい。ですので、本気で取り組むとしたら、…

この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

安全スタッフ電子版へログイン

安全スタッフ電子版は安全スタッフ購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

2025年2月15日第2468号 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。