【ぶれい考】労働運動の原点に返ろう/小熊 栄
2025.02.13
【労働新聞】
先般、総務省が公表した昨年12月の消費者物価指数は、総合指数で昨年同月比3.6%増だった。生鮮食品を除く総合指数でも3.0%増と、1年4カ月ぶりに3%台の上昇となっている。主な要因は電気・ガス補助金の終了ということらしいが、国民のインフレ実感は、この指数よりもはるかに厳しいものであろう。
実際、筆者も先日近所のスーパーで、白菜1玉800円、キャベツ1玉500円の値段を見て、夕食の鍋を諦めた。主食のコメに至っては前年同時期に比べて64.5%も値上がりし、さらにガソリン価格は、政府のガソリン補助金の相次ぐ縮小により昨年12月以前に比べて1リットル当たり10円程度上昇した。郊外に住む筆者にとって、自動車は生活必需品であり、…
筆者:連合 副事務局長 小熊 栄
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令和7年2月17日第3485号5面 掲載