【50人未満事業場 安全衛生基本のキ】第7回 転倒災害対策 “店舗裏”こそ警戒を 整理不徹底で労災の温床/野口 紀央

2025.02.20 【労働新聞】
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50歳超女性では骨折リスク高い

 たかが転倒と思っている方もおられるかもしれないが、それは間違いだ。とくに中高年女性は、重傷になりやすい。50歳以上の女性が転倒で休業4日以上の負傷をした場合、「73.9%が骨折」とのデータもある。平均休業見込み日数は47日に及んでいる。

 昨年の労働災害発生状況(速報値)によると、第三次産業全体の死傷災害6万3200人のうち、転倒は2万1926人に上っている。型別に集計した場合、動作の反動・無理な動作(腰痛)などよりも多く、トップの件数である。

 第三次産業のなかで労災が多発している3業種である商業(小売業含む)、保健衛生業(社会福祉施設含む)、接客・娯楽(飲食店含む)でも、型別では転倒が最も多い。その原因の1つとして、高年齢労働者が多いことがある。第14次防によると、年齢が高まるほど転倒の発生率は…

筆者:社会保険労務士野口紀央スマートオフィス 代表 野口 紀央

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令和7年2月24日第3486号10面 掲載
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