【ジョブ型雇用と人事権】第9回 メンバーシップ型の功罪 能力の即時評価困難 定着には一定程度効果も/伊山 正和

2025.03.06 【労働新聞】
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長い下積みを強いる

 ジョブ型雇用を紹介する場面では、これと対極にある方法として、メンバーシップ型雇用があるといわれることが一般的である。いわく、ジョブ型雇用においては、職務内容と雇用とが結び付けられているが、メンバーシップ型雇用ではその結び付きが必然ではないというものである。ジョブ型雇用により求められるのは多かれ少なかれスペシャリストであるのに対し、メンバーシップ型雇用ではゼネラリストが求められると整理することができる。

 メンバーシップ型雇用は、年功序列・終身雇用であることが特徴であるといわれている。従業員をゼネラリストとして採用するのは、これらをひとかたまりの人材として確保し、長期雇用のなかで、適材適所に配置することにより、組織としての競争力を維持発展させていこうとする意図によるものである。ここでは現在配置されている職務に対する出来映えもさることながら、…

筆者:京都総合法律事務所 弁護士 伊山 正和

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令和7年3月10日第3488号11面 掲載
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