【企業に必須の“安全経営”のススメ】第3回 安全ビジョン実現へ人材開発を推進
安全経営に取り組む企業の活動事例として、制御機器メーカーIDEC㈱の久保憲路マネージャーに取組みをご紹介いただいた。同社では「Vision Zero」を推進する専門部署を社内に設け、セーフティアセッサ、セーフティオフィサ資格取得を推進し、職場をより安全にする人材の育成、安全に関するビジョンの共有を図っている。7ゴールデンルールに基づく活動などと合わせ、安心できる職場環境、安全文化醸成へとつながっている。
全員が自社の安全を語れるように
当社は大阪に本社を置く制御機器メーカーで1945年に創業して以来、人と機械をつなぐHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)のリーディングカンパニーとして、制御技術をコアとするさまざまな製品やサービスを提供しています。
「人と機械の最適環境を創造し、世界中の人々の安全・安心・ウェルビーイングを実現する」ことを企業の存在意義としており、その考え方は創業当初から謳っている「人間性尊重経営」が原点となっています。
創業当初からの安全DNAを引き継ぎつつ、時代とともに変化する顧客ニーズに応えるため、制御技術をコアとするさまざまな製品やサービスを世に送り出し、働く人々を常に危険から守り、安全・安心感を提供することで働く環境でのウェルビーイングの実現に取り組んでいます。
2018年には、サステナビリティ委員会(旧CSR委員会)を発足し、その中のひとつである「安全推進委員会」では、「世界中の人々の…
執筆:IDEC㈱ 人事総務部 人材管理グループ マネージャー 久保 憲路
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