【ピックアップ調査資料】中小企業等における外国人雇用に関するアンケート(日本政策金融公庫)
2025.03.13
【労働新聞】
困りごと「採用費」が最多
調査は昨年9~10月に、日本政策金融公庫の融資する中小企業・農林水産業者合わせて1万6000社に対して実施、3948社から回答を得た。そのうち17.9%の企業が外国人労働者を雇用している。
外国人雇用企業のうち、外国人雇用に関して「困っていることがある」と回答した企業は76.0%に上った。困りごとの具体的な内容(複数回答)は、「採用費用(渡航費や手数料など)が想定よりも高い」が27.8%と最も多く、「入管の手続きに時間や手間がかかる」26.9%、「在留できる年数が短い」24.2%と続く。
5年前(2019年)と比較した外国人の採用費用の変化を尋ねたところ、外国人正社員(非管理職)と技能実習生では「増加した」と回答した企業が最も多く、それぞれ43.7%、69.7%だった。一方で、外国人非正社員では「変わらない」との回答が40.7%と最も多くなっている。
この連載を見る:
令和7年3月17日第3489号4面 掲載