【送検事例】伐木作業で危険防止措置怠る
2025.03.27
【安全スタッフ】
静岡・浜松労働基準監督署は、伐木作業での危険防止措置を怠っていたとして、森林組合と同組合部長を安衛法違反の疑いで静岡地検浜松支部に書類送検した。森林組合の労働者がチェンソーを使って立木の伐倒作業を行っていたところ、伐木した木が現場に放置されていた倒木の上に倒れた。その衝撃で倒木が跳ね、労働者に激突して死亡となる労働災害が起きている。(R7・2・3)
事件の概要
事故は令和6年3月1日、静岡県浜松市の山林で発生。森林組合の労働者がチェンソーを使って、胸高直径約35cmの立木の伐倒作業を行っていたところ、伐倒した木が作業現場に放置されていた倒木の上に倒れた。その衝撃で倒木が跳ね、労働者に激突して死亡となる労働災害が発生した。
林業の現場で立木を伐倒する作業を行うときは、切り倒した立木や立木と接触した物が、飛来したり、落下することにより作業に従事している労働者に危険を及ぼすおそれがある。安衛法では、このような危険を防止するため、事業者に…
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2025年4月1日第2471号 掲載