【ケーススタディー人事学Q&A】第36回 社内ストーカー 早期に介入し指導を 「警告控え」は長期化招く/西川 暢春
2025.03.27
【労働新聞】
【Q】 S工業の人事担当者は、社内のストーカー被害に頭を抱えている。半年前に営業部署内で、U係長が若手のTに待ち伏せや私的なメールを送るなどのストーカー行為を働いた。Tの希望で、Tを別フロアの部署に配置転換したのだが、未だに連日の待ち伏せは止まない。逆恨みを防ぎつつストーカー行為を防止するには、どのような対応をすべきなのだろうか……。
通勤に付添いも検討
【A】 ストーカー被害によってメンタルヘルス不調が生じる例もあり、まずは、Tの心身の状況を確認する必要がある。待ち伏せ等の事実を確認するために、Tの通勤に同僚等が付き添うことも検討すべきだ。付き添うことで、Tの通勤時の不安を緩和することもできる。
次に、…
筆者:咲くやこの花法律事務所 代表弁護士 西川 暢春
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令和7年4月7日第3491号12面 掲載