【送検事例】ローラー作業で誘導員配置せず
2025.04.10
【安全スタッフ】
横浜北労働基準監督署は、ローラーの転落防止措置を講じていなかったとして、建設会社と同社工事課長を安衛法違反の疑いで、横浜地検に書類送検した。労働者がローラーを用いて地面の転圧作業を行っていたところ、転圧する敷地端部の傾斜から1.2m下方の隣地へローラーごと転落。頭部を地面とローラーの間に挟まれて死亡する労働災害が発生した。(R7・3・12)
事件の概要
事故は令和6年7月23日、横浜市都筑区の整地工事現場で起きた。建設会社の労働者がローラーを用いて地面の転圧作業を行っていたところ、転圧する敷地端部の傾斜から1.2m下方の隣地へローラーごと転落。頭部を地面とローラーの間に挟まれて死亡する労働災害が発生した。
安衛法では事業者に対し、路肩、傾斜地などでローラーなどの車両系建設機械を用いて作業を行う場合、労働者に転倒または転落による危険が生じるおそれのあるときは、…
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2025年4月15日第2472号 掲載