【能率維持・定着促進へ カスハラからの防衛術】第1回 急速に顕在化している問題 企業内の相談件数増加 自治体などで対策に動き/内藤 忍

2025.04.24 【労働新聞】
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離職するリスクにも

 ハラスメントを受けずに心身ともに健康で安全に働き続けられることは、働く人にとって重要なことである。多くの人は、生活の糧を得るという目的を持って働いているが、仕事で心を傷つけられたり、健康を害したりすれば、仕事を休んだり辞めたりせざるを得なくなり、生活していくために肝心な金銭を得ることができなくなる。本人も、扶養している家族も困ることになる。

 一方で、労働力不足が深刻化していくこの社会においては、企業にとってもハラスメントへの対応が重要となっている。時間を掛けて育成してきた貴重な人材が、ハラスメントを受けて離職してしまうのは損失であり、避けるべき問題であることは言を俟たない。

 現在、働く人が仕事上で受けるハラスメントのうち、同じ組織内の構成員からの言動だけでなく、組織外のカスタマー・顧客や、取引先などの第三者から受けるハラスメント(いわゆるカスタマーハラスメント、以下カスハラ)が増加しており、企業にその対応が求められるようになってきている。本連載では、このカスハラについて解説していく。…

筆者:独立行政法人 労働政策研究・研修機構 副主任研究員 内藤 忍

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令和7年5月5日第3495号6面 掲載
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