【組織の内部成長を促す目標設定】第23回 経営目標への参画と貢献(2) 物語として戦略共有 組織支える真の担い手へ/菊谷 寛之
2015.12.21
【労働新聞】
本質的な顧客価値示す
別表は、前回紹介した「企業の組織で成果を上げる仕組み」の再掲である。縦軸はドラッカーの説に基づくマネジメントの実行段階を、横軸は事業において人が組織とかかわりながら行動・満足に向かう次元の違いを表している(個々の内容は前回の説明を参照してもらいたい)。
右上の①ビジョンから左下の⑦振返りと探究までのボックスは、企業の構成員がコミュニケーションをとりながら、お互いにリーダーシップを発揮し全体で成果を上げるための組織運営の勘どころを示している。
前回触れたように、企業の究極の目的は、顧客を創造し、社会に効用・価値を提供することを通して、より大きな経済的成果を実現し続けることである。…
筆者:㈱プライムコンサルタント 代表 菊谷 寛之
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平成27年12月21日第3045号13面 掲載