【今週の注目資料】各ブロックの雇用動向(平成29年4~6月四半期分)(厚生労働省)
2017.09.07
【労働新聞】
求人倍率最低は北海道
厚生労働省は、平成29年4~6月期のブロック別雇用情勢を公表した。
就業地域別の有効求人倍率(季節調整値)をみると、最も高かったのは東海、北陸の1.77倍だった(それぞれ対前期比0.10ポイント、0.09ポイント増)。以下、中国1.71倍(対前年比0.06ポイント増)、四国1.55倍(同0.07ポイント増)、東北1.53倍(同0.04ポイント増)が続く。一方、最も低かったのは、北海道の1.13倍(同0.02ポイント減)で、唯一の減少だった。
平成27年4~6月期以降でみると、多少の増減はあっても上昇傾向にあり、同省は、「緩やかな景気回復に伴い、全国的に雇用の改善がみられる」と判断している。
正社員有効求人倍率は、全ての地域で上昇した。最大は東海の1.14倍で、北陸1.11倍、中国1.08倍が続き、計3ブロックで1倍を超えた。低い方からみると、北海道0.68倍、九州・沖縄0.78倍、東北0.85倍となっており、地域ごとに格差が生じている。
前年同期と比べた雇用保険受給者実人員の増減率は、全ブロックで低下し、9ブロック平均6.84%、四国では10.1%も減少した。
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平成29年9月11日第3128号4面 掲載