【今週の注目資料】新規学卒就職者の離職状況(厚生労働省)

2017.10.06 【労働新聞】
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宿泊・飲食5割に及ぶ

 厚生労働省は、平成26年3月卒業者の離職状況を取りまとめた。

 新規学卒就職者の就職後3年以内離職率をみると、大卒が32.2%(前年比0.3ポイント増)、高卒が40.8%(同0.1ポイント減)、中卒が67.7%(同4.0ポイント増)だった。

 企業規模別にみると、大卒は、1000人以上24.3%、500~999人29.8%、100~499人31.9%、30~99人38.8%、5~29人50.2%、5人未満59.1%と、規模が小さくなるにつれ高くなる傾向がある。前年比は、それぞれ0.7ポイント増、0.6ポイント増、増減なし、0.2ポイント増、0.3ポイント増、0.1ポイント減となり、企業規模と反比例した。高卒は、同じ順で、25.3%、32.9%、37.9%、47.1%、56.4%、64.0%で、大卒同様、規模が小さいほど離職率が高い。

 産業別では、大卒について、宿泊業・飲食サービス業の50.2%が最も高かった。以下、生活関連サービス業・娯楽業46.3%、教育・学習支援業45.4%、小売業38.6%が続く。一方、最も低かったのは電気・ガス・熱供給・水道業の9.7%だった。高卒に関しても、離職率が高い上位4産業は同じだった。

新規学卒就職者の離職状況

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平成29年10月9日第3131号4面 掲載
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